雑穀の基本的な炊き方から、料理法別にシンプルでおいしい創作料理のレシピが充実。段階を踏んで、雑穀の魅力をあます所なく伝える。雑穀粉を混ぜて作る風味豊かなパンやお菓子のレシピも掲載。
著者
大谷ゆみこ
商品説明
未来を開くグルメ食材
舌先だけではなくカラダが喜ぶおいしさ、クセがなく誰にでも受け入れられ、それでいてコクのある深いおいしさが雑穀の特徴です。見た目の色合いがパラエティーに富んでいることも、いろいろな個性の食感があることも、おいしさと満足感を高めます。毎日食べても飽きないおだやかなおいしさは、穀物ならではです。
衝撃的なおいしさとの出会い
野生の生命力に満ちた雑穀たちの、生まれてはじめて味わう個性的なおいしさは衝撃的でした。40年近く前のことです。食べれば食べるほど「どうしてこんなにおいしく生命力に満ちた食べ物が食卓から消えてしまったんだろう」と不思議でしかたがありませんでした。
日本の食の歴史をひもとくうちに、ほんの数年前まで日本人の命を支えてきたのは米だけではなく、ヒエ(稗)、アワ(粟)、キビ(黍)、ソバ(蕎麦)、大麦等であったこと。これらの雑穀が重要かつ大きな位置を占めていたという驚くべき事実に直面しました。特に庶民の日々のご飯はずっと雑穀だったことを知って、とても驚きました。
日本各地の山間の集落では、なんと1970年代まで多様な雑穀を作り回して、医者いらずの健康な自給生活を営んでいたというのです。
(本書はじめにより抜粋)
著者紹介
大谷ゆみことは?
暮らしの探険家
未来食/天女の学び/小袖ドレス創始者
和語レッスン講師
つぶつぶ料理教室ネットワーク運営
株式会社フウ未来生活研究所CEO
一般社団法人 ジャパンズビーガンつぶつぶ(JVATT)創立者
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」とワクワク弾む「心のデザイン」
という分野を開拓し先駆的な活動を続けている。
雑穀が主役の健康をもたらす、日本生まれのおいしい食システム「未来食」を提唱。
1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムで、日本各地の何千という人びとに
家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
2008年から、女性の目覚めをサポートする天女セミナー&レッスンを運営。
未来食の手料理の魅力と技を伝える「つぶつぶ料理教室」を全国展開、本部は東京早稲田。
暮らしの拠点は広葉樹林と7色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形小国」。
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞受賞。
『大人女子は人生を食で奏でる』『未来食7つのキーフード』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』
『ごはんの力』『野菜だけ?』など著書多数。
日本で2人目女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
近著は日本ベジタリアン協会代表の垣本充博士と共著の『ヴィーガン・完全菜食があなたと地球を救う』