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見出し:信頼の生産者ネットワーク

つぶつぶは、自然な農法で育てられた食材をどれも妥協なく選び抜いて、みなさまにお届けしています。雑穀に関しては特に配慮して、そのためのネットワークを大切に発展させてきました。

見出し:つぶつぶ栽培者ネット

「つぶつぶ栽培者ネット」は、つぶつぶの活動に賛同し、おいしい雑穀を提供していただいているつぶつぶ栽培者の会員ネットワーク。栽培者自身もつぶつぶ生活を楽しんでいて、より自然な栽培を目指して取り組んでいるメンバーです。

見出し:つぶつぶ栽培者ネット誕生のきっかけと歩み

輸入品が台頭していた1970年代、雑穀食文化はほとんどの日本人にとって衰退したものでした。
つぶつぶは、雑穀の存在をもっと広く知ってもらい、国産雑穀とその明確な栽培方法を普及していくために、「ライフシードキャンペーン」という呼びかけを始めました。
その中では、地域を越えて、農薬・化学肥料不使用で栽培した在来種の種を配布する活動も行われます。
農家の人には休耕田で自給用に、都会の人にはプランターや家庭菜園でも育てられるようにです。
さらには雑穀栽培に関連する講座も開催されています。

このキャンペーンに呼応する人たちの中に「食や農の生態系に一番合った食べもの、
循環型農業への鍵になる作物」といった視点から、
新しく自発的に雑穀栽培に取り組もうとしていた人たちがいました。
有機農業に取り組む人々や、新規就農者の方々、
エコロジカルな自給農生活をめざす人々です。
彼らの取り組みと、つぶつぶを結ぶネットワークとして
「つぶつぶ栽培者ネット」ができました。

「つぶつぶ栽培者ネット」で個人生産者が増えていく一方、
岩手県や福島県などをはじめとする各地で、
雑穀の生産に取り組む自治体も徐々に現れ始めました。
使い手の中にも、健全な食への欲求の高まりから、
雑穀に魅力を感じ、つぶつぶクッキングを日々実践する人たちが
確実に増えてきています。

見出し:つぶつぶ栽培者ネットの挑戦

雑穀栽培に挑戦する人々と、つぶつぶを結ぶネットワーク。

けれども雑穀の生産者、消費者、ともに増えていく一方で、やはり雑穀の栽培には見えないことがたくさんありました。例えば、栽培する上での調整法が分からない、売り先を見つけられない、収益があがらないといった問題です。使い手の方でも、どこで買ったらいいか、どう調理したらいいかなどが分からず、あきらめてしまう人たちも多くいました。

そこで1998年、つぶつぶの呼びかけで、栽培者、使い手、売り手など、さまざまな立場から雑穀に関わっている仲間たちが、山形県小国町の「いのちのアトリエ」に集まりました。そして、国内の雑穀栽培の火を消さないために、「作り人」と「食べる人」を「つなぐシステム」を実現しようと、泊り込みで話し合いが行われました。そんな積極的な取り組みの末、始動したのが「国産雑穀定期便」でした。(現在は定期便の活動は中止しております)これは生産者の方々とつぶつぶとの連携という点で、「つぶつぶ栽培ネット」の意義を体現している活動とも言えます。

見出し:11人のみなさんが350アールの雑穀畑を運営しています。

写真:郷田和夫 つぶつぶファーム、つぶつぶ栽培者ネット統括マネージャー
郷田和夫 つぶつぶファーム、
つぶつぶ栽培者ネット統括マネージャー

東京生まれ東京育ち。「自分の目標をつかみたい!」という気持ちに突き動かされ、大学卒業後3年間勤めた会社を辞め、ヨーロッパ、北米、中米、南米を2年半かけてまわる。途中、エーゲ海のサントリーニ島でゆみこと出会う。
帰国後ゆみこと再会し、ともに「平和な世界を作るにはどうしたらいいか」「自分たちに何ができるのか」「お金に縛られすぎる生活からどうやって脱出するか」共通の問いを求めて暮らしの大冒険を開始する。
1990年、山形県の山奥の豪雪地帯に移り住み、大自然と向き合いながらの暮らしの実験を始める。1995年に3階建ての木造のエコハウス「いのちのアトリエ」を半セルフビルドで家族と一緒に建てる。家の東側に、雑穀と野菜を育てる「つぶつぶファーム」を作り、雑穀栽培を中心とした自遊生活を実践している。

写真:大島勉(新潟県)
大島勉(新潟県)

2001年に農業を始め、3年後に結婚。現在は2人の子供と一緒に毎日「食と農を楽しむ暮らし」を楽しんでいます。
我が家では、ヒエ3種、もちアワ2種、うるちアワ、もちキビ、高キビ、エゴマ、蕎麦、小麦3種、大麦、ライ麦、大豆、小豆、そして自家用米としてコシヒカリ、黒米、もち米を栽培しています。野菜は30〜40品目くらいつくっています。冬の間は主に雑穀の惣菜づくりや、漬物づくりなどの加工にも力を入れています。
栽培方法は、どの農産物も農薬不使用で、発酵堆肥などを使っています。近年は無肥料や不耕起栽培にも挑戦しています。

写真:中林辰男(新潟県)
中林辰男(新潟県)

2001年に農業開始。栽培方法をいろいろ試し、いろいろわかってきました。
雑穀の言葉の語源と響きから“ほったらかして置いても勝手に生えて実をつける”たくましい生命力のイメージがあります。けれども栽培をしてみると、意外と繊細なところがあるのです。土壌は水はけのよい肥沃な土を好み、水田跡地など水はけの悪いところでは生育は著しく劣ります。夏の暑い時期の苛酷な草取り。そして待ちに待った収穫。精穀作業で精米された小さな丸いつぶつぶが色と輝きを放ち、手のひらに乗った姿は愛おしいかぎりです。
丹誠こめて作ったつぶつぶをご賞味下さい。

写真:山本高千(長野県)
山本高千(長野県)

やまもと農園は千曲川に流れ込む犀川の河岸段丘の山ぎわの緩急斜地にあり、環境はとてもよいところです。
もちキビ、もちアワ、高キビ、エゴマ、金ゴマなど多品種を出荷しています。収穫はおいしさを保つため、完熟を待ち、熟したものから順に手作業で穂摘みをし、5・6日後に残りをバインダーで刈り取ります。
棚田で、たくさん収穫も出来ました。稲刈りは都会の人に呼びかけ、27名の方々が関東近辺より参加され、面白かったです。都市の人を対象にオーナー制も考えています。標高600mで下段と上段の差は150mくらいあります。重粘土質での仕事は苦働ですが、味が良く、楽しみです。

写真:近野耕一(山形県)
近野耕一(山形県)

2003年当時私は兼業農家のような立場でしたが、小規模で試作を続け、07年農業に専念するようになって、本格的に雑穀の栽培を始めたしだいです。
しかし、多くの方々が指摘されているように、雑穀は高度な栽培技術というようなものはないかもしれませんが、雑草対策や、調製に手間がかかり失敗の連続です。郷田さんにはかなりご迷惑をかけています。やっぱり自分には無理かと思ったこともないではありません。いつだったか妻とつぶつぶカフェで食事した時、若い両親と子供がやはり食事にきていました。その子供は一見して、どこか体が悪い様子でした。栽培がつらくなった時、私の雑穀はあの子供たちの役に立っているのだと自分に言い聞かせてやっているところです。
農薬不使用の米や小麦、野菜などにも挑戦しています。労働力は妻と二人ですが、夢のある農業を続けていきたいと思っています。