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日本酒 寺田本家(千葉県香取郡)
24代目当主の寺田優さんと聡美さんご夫婦 酒はカラダに悪いというイメージが定着していますが、質のいい酒は血行を良くし、血圧を下げ、血糖値を正常にするなど、さまざまな薬効があります。江戸時代から300年以上の歴史を誇る寺田本家は、古来からの製法にこだわった天然醸造の日本酒を製造する蔵元。『百薬の長』としての本来の酒造りに回帰し、自然の摂理に適った、生命力あふれる酒造りに取り組んでいます。

敷地内にある蔵の1つ 場所は、千葉県香取郡。寺田本家24代目当主・寺田優(まさる)さんと聡美さんご夫妻にお話しを聞きました。
寺田本家の酒造り
日本酒は、米をアルコール発酵させて造る醸造酒のこと。原料は「麹、蒸米、水」の3つです。

巨大なセイロで蒸した米を、竹のさなに広げて適温になるまで冷ます 【麹造り】
蒸した米に種菌を植え付け麹菌を生育し、3日間かけて麹を造ります。

【酒母(しゅぼ)造り】
麹に蒸米と水を加えて、酵母を育てます。蔵内に生息する乳酸菌や蔵付き酵母の力に任せ、1ヶ月以上かけて乳酸発酵させます。現代の酒造りの多くは、ここで人工的に合成乳酸を添加して、短期間で醸造させます。

もろみの三段仕込み用の樽が並ぶ 【もろみ造り】
酒母に、麹、蒸米、水を、3回に分けて加え(三段仕込み)、1ヶ月以上かけて発酵させます。

【上槽(搾り)】
仕込みを終えたもろみを圧縮して、生酒と酒粕に分けます。種類によって、生で、または火入れして貯蔵します。酸味、旨みにまるみが出てバランスの取れた味わいとなるまで、ゆっくりと熟成させます。
寺田本家の特徴
稲麹(黒い部分)は無農薬の稲穂につきやすい 【種菌も手作り】
麹造りに使う種菌は、白い粉になったものを麹屋さんから買ってくるのが一般的。しかし、自然な酒造りにこだわる寺田本家では、稲穂につくカビ(稲麹)から採取、培養した天然の種菌を使用しています。



蒸した米は麹室(こうじむろ)で、何度も手入れをしながら麹にする 【すべて手作業】
お米を洗ったり蒸したりするのも、今は機械を使うのが当たり前ですが、寺田本家の酒造りはすべて手作業です。洗うお米は、毎日何トンにも及び、真冬でも素手で洗うそう。それでも「手作業の方が思いも入り、楽しい」と聡美さんは言います。


唄いながら摺り合わせる 【唄いながら造る】
酒母を造る際の摺り合わせは、みんなで唄を唄いながら行うのだとか。そうすると、力がうまく抜ける、リズムが合う、ムラができない、時間が計れるといった利点があるだけでなく、酒母はその唄を子守唄にすくすくと育つのだそうです。
酒造りを超えた思い
寺田本家では、年齢や国籍を問わず、多いときには20名ほどの方が和気あいあいと働いています。「発酵」は酒に限ったことではなく、人間自身も発酵の装置だと話すお二人。地域のイベントや小学校でのワークショップなど、様々な場所で発酵の面白さを伝えています。「微生物を通して自然と触れ合うと、本当に大事なものは何かが見えてくる」と話す優さん。「菌と同じで、人間にも生かされる世界がある。一人一人が自分にとって本当に心地よい生き方を見つけたら、お金や地位に関係なく、楽しく幸せに生きていける。そのヒントが自然の中にある」と言います。麹や酒粕を使ったオリジナルレシピを開発する聡美さんは、空き屋を利用してカフェを開くことを計画中。「無理に人を集めなくても、自分たちが楽しそうに笑いながら生きていればみんな寄ってくる」と話すお二人の眼は、酒造りを超えた未来を見据えているように感じました。

(文:橋ヶ谷風花)
五人娘 純米酒 720ml商品画像
五人娘 純米酒 720ml

1,325円(税込 1,431 円)

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実は寺田本家の聡美さんは、初代つぶつぶカフェの店長。
そんな寺田本家さんの作るお酒だからどれもおいしいに決まってますが、どれがオススメ?と聞かれるとやっぱり「五人娘」!無農薬米を原料にした昔ながらの生もと仕込みのお酒。まったりとした濃厚な飲みくちですが、後味はスッキリ!カラダが喜ぶお酒です。

濃厚で飲み応えのある純米酒。
酒本来のコクと味をお楽しみください。

生命力の有る“百薬の長”たるお酒を目指し、自然の恵み、生命のエネルギーを最大限に生かすため、無添加・生もと造りをはじめ、微生物たちの働きを助けるような酒造りに努めています。
さらに自然なお酒造りを目指し、無ろ過に移行いたしました。